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当院ではピロカルピン点眼による老眼治療を行っております。
老眼とは、加齢により近くが見えにくくなる現象を指します。その原因は、加齢とともに水晶体の弾性が失われ、調節力(ピントを合わせる力)が不足することにあります。
治療には老眼鏡(凸レンズの眼鏡)を使用することや、遠近両用フェイキック手術(遠近両用有水晶体眼内レンズ手術)などがありますが、眼鏡の使用に伴う煩雑さや手術のリスクといったデメリットは存在します。
ピロカルピン点眼による老眼治療は、2021年米国で第3相臨床試験で点眼薬の有効性が確認され、FDA(米国食品医薬品局)の承認が得られました。その効果は早ければ15分で発現し、約4~5時間持続します。
注意点
薬剤の成分にアレルギーがある方は使用できません。
点眼後一時的な近視や暗黒感を感じることがあります。夜間に運転したり、暗所で作業を行う際は十分注意してください。
内眼手術の既往歴がある方や緑内障など眼疾患がある方は、治療できません。
コンタクトレンズを着用する場合は、点眼する前に取り外す必要があります。
効果の個人差があります。
当治療は自費診療となります。健康保険の使用はできません。
治療開始前には同意承諾書にご署名いただきます。
治療費用
初診料 5,500円 薬代2,980円/本 (税込)
再診料 1,980円 薬代2,980円/本 (税込)
参考
FDA承認
https://www.accessdata.fda.gov/drugsatfda_docs/label/2021/214028s000lbl.pdf
ピロカルピンが老眼に対する効果 EBM文献